Core Talk Cafe meeting | |||
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テーマ選択の背景 |
日常的に科学の成果に囲まれているのが現代のわたしたちの生活です。けれども、わたしたちは科学を手放しに信頼していいのだろうか。こうした問いを見つめ直すべくこのテーマを選択しました。 | ||
当日の様子 |
たくさんの方にご参加いただき、二部屋に10名ほど分かれてそれぞれ議論いたしました。 梅田が司会を担当したグループでは、最初にみなさんに科学についてのご意見を伺い、「わたしたちは科学なしで生きられるか」という問いから議論をスタートしました。この問いの背景には「科学とは何か」という本質をめぐる問いがあり、議論のあいだ常にその定義と射程が吟味され続けました。科学と非科学のちがいとは。文学や芸術、宗教と科学はどうちkがうのか。ゆっくりと手探りで「科学」の全体像をたしかめるように議論が進みます。ただし、この議論は非常に難解でした。わたしたち自身のなかに根を下ろした科学への信頼が足かせになっていたようです。科学こそが正しい「世界の見方」を形作っているというだけでなく、あらゆる「世界の見方」が科学によって検証されうるという強力な主張が展開され、科学を外側から吟味する視点になかなか立てません。ただ、こうした「科学主義」とでも呼ぶべきわたしたちの科学への信頼そのものが浮き彫りになっていきました。はたして科学は客観的なのか。客観的なのだとしても、科学主義的な態度そのものにどんな価値があるのか。科学者はどんな動機で科学を推し進め、何を目的としうるのか。こうした問いが立てられた今回の議論の根元には、科学に対する疑念と不安感がにじんでいたように思います。 | ||
Core Talk Cafe digest | |||
Digest of digest |
「科学とは何か?」 「科学と非科学の違いは?」 「科学の価値とは何か?」 |
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Book Guide |
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