28th meeting
「孤独」
Core Talk Cafe meeting

開催場所

喫茶茶会記(四谷三丁目)

参加者数

14名(運営スタッフ含まず)

テーマ選択の背景

第28回目となる今回は、誰もが一度は感じたことである「孤独」というテーマを選択いたしました。孤独は果たして悪いものなのか、避けるべきものなのか。このテーマについては、多くの実存的な問いが可能なのではないかと思います。

当日の様子

まず、どんな時に孤独を感じるか、という問いからスタートいたしました。ひとりで考え事をしているとき、大人数の輪の外にいると感じるとき、など様々な意見が。
その後、「孤独」と「つながり」との関係についての議論へと移りました。どうして人は孤独を避け、つながろうとするのか。この問いについていくつかの立場に分かれました。
人はそもそも孤独であり、他者とつながろうとするのは翻って自己の孤独を深め独立した存在となるためである、とする「孤独派」の方たち。 いや人はもともと前提として他者とつながっていて、それが欠如した時に孤独を感じるのだ、つながりを求めるのはそれを回復しようとする欲求に他ならない、とする「つながり派」の方たち。 そしてそのどちらが先ということはできない、とする「同時派(笑)」の方たち。
会の終盤には、このような孤独の形式的な話から移り、実感としての「孤独」について議論されました。 「孤独」はさみしいものか、あるいはポジティブな行為を導くための動機たりうるものか、孤高というあり方は何か。 「孤独」には様々な様相があり、案外それぞれが違う面を見ているようでした。
そして最後に、「自己の孤独」だけでなく、「他者の孤独」にどう向き合うのか、という興味深い問いが提出されました。
しかしそこで時間切れ。問いはそれぞれの中で持ち越されます。
Core Talk Cafe digest

Digest of digest

孤独は避けるべきものなのか?
どうして人はつながりたいと思うのか?
孤独とつながりはどちらが先?
孤独と主体性の形成とは関係がある?

Book Guide

『死に至る病』 キルケゴール『死に至る病』(岩波文庫)
キルケゴール
岩波文庫 1957-1

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