23th meeting
「美」
Core Talk Cafe meeting

開催場所

喫茶茶会記(四谷三丁目)

参加者数

10名(運営スタッフ含まず)

テーマ選択の背景

なぜ日本人は桜の花をこんなに楽しみにしているのでしょう。これって日本人だけなのでしょうか。「万人にとって美しいものは存在するのか」、この問いを皆様と共有し議論すべくテーマ設定しました。

当日の様子

最初に挙手制で「自分にとって美しいもの」を挙げていきました。富士山やオアフ島の夕日などの自然、女性、光の明暗、調和のとれた芸術作品、いびつさをもってしまった物、など。では、「万人にとって美しいものはあるのか」。この問いに照らすと皆様のことばの端々から「美しいものを美しくしているのは何なのか」という思考が立ち上がりました。そこで「美しさ」の本質をふたつに分けます。「美しいもの自体が美しいから、それを私たちは受け取るのだ」という考えと、「私たちの側が美しいと思うから、そのものは美しく思えるのだ」という考えです。この分け方そのものを突き崩す話に入りかけたところでお時間が来て、第二回をぜひやろうということでおひらきとなりました。
Core Talk Cafe digest

Digest of digest

美しいと感じるものはひとによってちがうのか
美しさはものの側にあるのか、それとも心の側にあるのか

Book Guide

『善悪の彼岸』 多木 浩二『ベンヤミン『複製技術時代の芸術作品』精読』(岩波現代文庫)
多木 浩二
岩波現代文庫 2000-6

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